第５回ウエディングビジネス・アカデミー（ＷＢＡ）レポート

　ブライダル業界の勉強会WBAは7月26日に、5回目となるセミナーを開催しました。
講師は、プレゼンテーション専門コンサルタント、東海大学チャレンジセンター准教授の田中省三氏。
　新規接客時の自己表現から、成約に結び付けるための話法など、分かりやすく実践的な内容が紹介されました。そのセミナー内容を一部抜粋して紹介いたします。

●「頭」ではなく、「体」で覚えてしまうことが大切
　私はもともと、話し方、コミュニケーションの能力は人よりも劣る、まったくのド素人でした。
むしろ人との会話が苦手だったと言ってもいいくらいです。その分、学生時代からうまく話せる優等生の存在にあこがれ、できることなら自分もそうなってみたいと願っていました。
その後、たくさんのセミナーに参加し、受験産業の河合塾の教師を経て、実践を繰り返す中で発見してきた技術を理論化したのが、これから私がお話しするプレゼンテーションの極意です。

　プレゼンテーションは、ピアノや水泳、自転車の運転と同じですから、頭ではなく、体で覚えることが大切です。つまり知っているだけでは不十分。『知っている段階』から、『できる段階』、そして『使いこなせる段階』へ進んで行かなければなりません。

次に、「メッセージを簡潔に伝えるためには？」ですが、基本は新聞記事の1面と同じ構造です。
つまり「シンプルなこと」から「複雑なこと」へトップダウン式に説明する。そのための技術には、以下のような方法があります。

・ＰＲ法
１）Ｐｏｉｎｔ（ポイント・意見）一番伝えたいことをまず最初に述べましょう！
２）Ｒｅａｓｏｎ（理由）「その理由は…」「なぜなら…」などの言葉から話し始める

・ＰＲＥＰ法
１）Ｐｏｉｎｔ（ポイント・意見）
２）Ｒｅａｓｏｎ（理由）
３）Ｅｘａｍｐｌｅ（具体例）
４）Ｐｏｉｎｔ（ポイント・意見）
これはＰＲ法をもう少し詳しくしたもの

　この他にも、ＳＤＳ法、ミラクル構造などの方法がありますが、これらの「スキルの適切なやり方を身に付ける」「日常会話で意識しながら、スキルを使ってみる」「できるようになる楽しみを味わう」。その結果、プレゼン、スピーチなどがストレスなく、ワクワク楽しみながらできるようになるのです（後略）。


パワーポイントとホワイトボードの両方を使って、マイクなしの地声でパワフルに講演する田中省三氏


初対面の受講者が2人1組となって行なった自己紹介のトレーニングの模様。実践的でなおかつ「さあ、楽しもう！」というタイトル通りのセミナーになった

※詳しくは週刊ホテルレストラン　８月１７日号をご覧下さい。

お求めは、0120-047-911か、全国有名書店まで

●ウェブ購入はこちら＞