今回の講師は、トップセールスレディから教育業界に入って10年。日本全国を飛び回り、勝ち残る企業・人材の条件を自分の目と足で研究してきた朝倉千恵子氏。1〜3月のブライダルフェア時期、勝ち残る企業になるため磨くスタッフ教育法や、「売れる営業力」「愛される人間力」を身に付けるためのノウハウなど、接客の基本実技を交えて、その詳細を解説した。
第一印象が悪いと
営業チャンスを与えてもらえない
はじめまして、朝倉千代子です。本日はみなさまの貴重なお時間をいただきました。
さて、いまの私の第一印象はどうだったでしょうか?
ではここで、改めて2パターンのご挨拶を行なってみましょう。
まずAタイプは、笑顔ではっきりとしたご挨拶。
続いて、Bタイプ、うつむいて声のトーンも低いご挨拶。
いかがですか?
Aタイプは、ハキハキとした感じ、爽やかな印象など、さまざまだと思いますが、
結婚式の申し込みをBタイプの方にお願いしたいと思うでしょうか?
答えはNOですね。
第一印象が大切だということは、みなさんご存じだと思いますが、
その第一印象を左右するのが、最初の挨拶なのです。
第一印象は何秒で決まるかというと、約6秒。
実際は3秒という説もあり、これだけの短い時間だとパッと見た目、
言葉を発した瞬間、その人の印象が決まってしまうということなのです。
また、印象を左右する要素としては、視覚からの情報が80%を占め、
その人の話の内容はわずか13%しかありません。
そうすると、この最初の印象が悪ければ、次のステージにいけない、
そのチャンスすらもらえないということになります。
先ほどのAタイプ、Bタイプのふたりの営業担当者がいて、
扱っている商品はまったく同じ場合を考えてみてください。
同じ商品を売るのでも、結果を出せる人と出せない人とに分かれます。
その違いは、印象によるものです。
お客さまに対していい感じ、心地よさを与えた営業担当者Aさんの話は聞こうとします。
すると商品の話にたどりつける。でも悪い印象だったBさんは、次の展開まで行かずに
お客さまに逃げられてしまう。
つまり「何を売るか?」ではなくて、「だれが売っているか?」が最も大切なことなのです。
自分の未来を変えてくれるのは
自分自身の頑張りしかない
今日ここにお集まりのみなさまは、ほとんどのお客さまにとって
一生一度の結婚式という商品を販売されています。
そういう大切な、高額な商品を売るためには、結婚式をどう売るか?
以前に、まずみなさまご自身の付加価値を高めるにはどうするか?
をしっかりと考え、そのスキルを身につけることが重要です。
挨拶の際の立ち方、お辞儀の仕方やご案内の際の歩き方で、
「売れるプランナー」と「売れないプランナー」に分かれてしまいます。
ですから、「売れるプランナー」になるための投資を惜しんではなりません。
それでは質問です。下見に訪れたお客さまを館内にご案内する時、
みなさんはお客さまの右左、どちらに立ちますか?
これは国際儀礼、プロトコールで「右上位の法則」というものがあり、
お客さまの方が自分よりも身分が上ということで、お客さまの左手前に立って
ご案内するのが正しい立ち位置です。
この際、お客さまの視界には、みなさんの後姿が大きく入りますから、
この後姿にも営業意識を持ってください。
よくありがちなのが、猫背や前屈みになってしまう歩き方。
陰の体の使い方と呼びますが、これはお化けのようで悪い印象を与えます。
また、ヒップが下がっていると運が逃げるといいます。
胸を張って背中の腰の部分をしっかりとさせると、ヒップが持ち上がり、
スマートでキビキビした印象を与えます。

基本である挨拶、おじぎの練習をセミナー参加者全員が行なった

背筋を伸ばし、おでこを上げるなど、おじぎの姿勢のどこがポイントなのかを、
具体的に指摘する朝倉講師

身振り手振りも交え、体全体を使ったコミュニケーションを図ることの大切さを実践した朝倉講師
朝倉千恵子講師のプロフィール/
小学校教員を経て、35歳で人生の崖っぷちに立たされ、中途採用、営業経験ゼロからのスタート。3年後には社員数200名超、年間売上げ25億円の企業で単独1億円を達成。その後独立し、04年に叶V規開拓を設立。現在は講師として全国を飛び回る。また、働く女性の応援団長として自社にて「トップセールスレディ育成塾」を主催。その卒業生は500名を超える。著書は、『「きのうと違う自分」の育て方』、『朝倉千恵子の「人を動かす話し方の技術 5日間レッスン』など多数。最新刊は『まず、手をあげなさい!できる人の「あたり前」の習慣』(中経出版)
http://www.shinkikaitaku.jp/
|