毎年開催している「The Professional Weddingトップセミナー」。

今回のセミナーのテーマは、「ウエディングの価値を高める、伝える」です。昨年11月の国民生活センターからの「結婚式トラブル」に関する注意喚起は記憶に新しいです。ここで紹介されているような、当日成約したら70万円引きというようなテクニック的な接客手法は、もはや通用しなくなったと言ってもいいでしょう。つまり、ウエディングの価値をいかに高めるのか、そしてそれをいかにして新郎新婦に伝えていくのかという、当たり前ではありながらもシンプルな取り組みが今こそ求められているのではないでしょうか。

今回、すぐには効果を上げることが難しいながらも、地道に取り組むことで実績を上げている会場の方などをお招きいたします。ウエディングの価値を高めるために、あらためてどんな取り組みが必要なのか、考える機会にしたいと存じます。皆さまのご参加をお待ちいたしております。

主催

株式会社ウエディングジョブ

日時

2016年6月27日(月) 13：00～18：30、18：40より懇親会

会場

八芳園（東京都港区白金台1-1-1）
http://www.happo-en.com/

参加費

1名・1万6000円(The Professional Weddingを定期購読していただいている場合1万2000円)
※ご登録いただいたメールアドレスに、セミナー参加要項と参加費のお支払い方法のご連絡をいたします。
申し込みから1週間以内に参加費の振り込みをお済ませください。

《セミナーのスケジュール＆コンテンツ(予定)》

講演「組数減でも売り上げを維持し、満足度も向上させた仕組みづくり」

住吉大社 参事・住吉大社吉祥殿　統括　石田 彦人氏
住吉大社はかつて年間500組以上のウエディングを受注していましたが、数年前に方針転換。提供する価値を上げるため値上げをし、見積書も最終に近い金額を最初から提示するようにしました。その結果、一時的に成約率等が下がり、組数も半減に近くなりながらも、売り上げは以前と変わらず、クレームはゼロになり満足度も飛躍的に上昇。それに伴い、従業員の満足度も利益率も大幅に向上しています。外部のセミナーで講演する機会がほぼない石田氏に、今回その具体的な取り組み内容についてお話しいただきます。

講演「ウエディングの価値向上のための設備以外への継続投資」

ザ・リッツ・カールトン 東京 婚礼部長 矢吹 光氏
皆さん、リッツ・カールトンだから簡単に集客できるし、スタッフもすぐに集まると思われていませんか。現在、競合も増えている中でも、むしろ売り上げ増を達成しているザ・リッツ・カールトン東京。しかし、それはリッツ・カールトンというブランドに依存することなく、ウエディングの価値向上のための地道な取り組みの成果によるものと言えます。設備以外への投資を継続的に行なっているという同ホテルの婚礼部長として矢吹氏に、その投資の具体的な内容や、価格競争に陥らないための価値向上策について語っていただきます。

講演「2016年は動画元年。動画の活用がマーケティングを変える」

(株)シネマティックデイズ　代表取締役　牧田 浩平氏
スマートフォンをはじめ、動画を再生するツールが増えたことにより、近年動画広告の重要性が急激に高まってきています。世界的に「動画マーケティング元年」と呼ばれる2016年。FacebookやInstagramといった主要SNSも、動画との連携を強めています。そうした中、自らもカメラマンとして企業のプロモーションムービー制作を手掛け、コンサルティングやプロカメラマンへのセミナーでも活躍する牧田氏。今回は会場や商品の魅力をターゲットにしっかりと伝えるために必要な、「動画マーケティングの基本」をお話しいただきます。

講演「ウエディングの事業領域を広げる プラットホーム型プロジェクト戦略」

(株)八芳園 取締役専務総支配人　井上 義則氏
早くから新郎新婦の生涯顧客化に取り組み、成果を上げている八芳園。しかし、その取り組みは一朝一夕にできるものではありませんでした。「結婚式は、人生の通過儀礼。その後も人生の節目のお祝いなど、トータル的にサポートすることが新たな式場の存在価値をつくる」と語る取締役専務　総支配人の井上義則氏。井上氏が構想する生涯顧客化や、業界横断的プラットホーム型プロジェクトについて語っていただきます。

※講演内容は予告なく変更になる場合がございます。

懇親会

シャンパン、カナッペなどを楽しみながら、情報交換の機会にお役立てください。

石田 彦人（Hikoto ISHIDA）氏プロフィール

1953年大阪府堺市生まれ。20歳代前半よりホテル勤務、バンケットやバーなど現場勤務に始まり、販売促進・企画などさまざまな経験を積む。90年、記念館（総合結婚式場）の開業を控えていた住吉大社に招かれ奉職。91年、住吉大社記念館（現　住吉大社吉祥殿）をオープンさせる。10年後、経営不振から閉館の危機を迎えた際、衣裳・美容、写真、装花などの各部門を直営化するなど組織改革を断行。徹底した広告宣伝の見直しや国宝本殿挙式導入など独自性のある魅力作りにより、ブランド力を高め、高品質・高単価の婚礼の提供に日々邁進している。

矢吹 光（Hikaru YABUKI）氏プロフィール

1968年東京生まれ。サービスマンとして日系・外資のホテルでキャリアを積み、リッツ・カールトンの日本初上陸となる1997年5月の大阪開業時に入社。その後10年のバンケットサービス部門での経験を基に2007年3月開業のザ・リッツ・カールトン東京に現職、ウエディングセールスとバンケットサービス部の統括部長として着任。ブランドフィロソフィーに基づく徹底したマネジメント力は東京だけにとどまらず、2012年開業の沖縄、そして2014年開業の京都を含めた国内4つのリッツ・カールトンのウエディング部門を牽引し、マーケット内での現在の地位を確立している。

牧田 浩平（Kohei MAKITA）氏プロフィール

日本のブライダルビデオシーンに、いち早く「一眼ムービー」を導入。創業から5年で年間の撮影件数が3000件を突破。一眼ムービーという取り扱いが難しい機材にもかかわらず、クオリティを維持に成功。多くの新郎新婦に価値ある映像を届け続けている。近年は、ブライダルビデオを一つの「コンテンツ」として捉えることにより、新たな展開を提案。(株)ノバレーゼや(株)エスクリのテレビCM、プロモーションムービーを手掛けるほか、ワタベウェティング(株)の映像商品のコンサルティングをはじめ、多くのプロカメラマンへのセミナーも実施。受講者は、全国でのべ1000人以上。

井上 義則（Yoshinori INOUE）氏プロフィール

1970年生まれ。88年にブライダル業界に飛び込んで以来、一意専心ブライダルにおけるあらゆる職種でキャリアを積み、03年八芳園に入社。事業立て直しに着手し、さまざまな改革で年間の挙式披露宴組数2000組を達成。また、次のブライダル業界を見据えた生涯顧客化への取り組み、インバウンドビジネスに対するインセンティブイベントのプロデュースの事業化などの新たな事業構築を行なう。13年12月より現職。

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